今回はフルーツについてです。
冷凍フルーツの方が栄養価が高い、こんなことを聞いたことはありませんか?
そしてそれは本当なのか見ていこう!
フルーツ・野菜は冷凍の方が栄養価が高い?
前回は、ドライフルーツはダイエットには天敵、というお話をさせていただきました。
今回は、冷凍の方が生のフルーツより栄養価が高くなる、という理由を簡単に説明していきます。
また、これは野菜についてもほぼ同等か、生の野菜以上に栄養価が含まれているという結果となっています。
なぜそのようなことがおこるのか?
ではなぜそのようなことがおこるのか?理由を見ていきましょう。
酵素の問題
実は、新鮮味を失わせる原因は野菜の中に含まれる酵素が問題とされています。
冷凍することによって、この酵素の働きを止めることが可能です。
実際、我々が野菜を口に運ぶまでには収穫したあと、選定、洗浄、運搬、そしてスーパーに運ばれ、陳列という流れがあり、購入後も調理をしてからにとなると思います。
また、数日冷蔵庫で保管するということがあるのではないでしょうか?
その間にずっと酵素が働き続け、フルーツ、野菜は栄養価を下げ続けます。
それに比べ、冷凍する場合は収穫から洗浄、選定、冷凍となります。
酵素の働きを止める冷凍という作業までの時間が生野菜を我々が手にするまでの時間より圧倒的に短いのです。
その為、酵素の影響をうけることが短い冷凍の方が結果的に栄養価が下がらないということです。
旬の問題
次に関わってくるのが旬の問題です。
野菜・フルーツには旬が存在します。つまり食べ頃の時期が決まっているわけです。
ビニールハウス等の温室栽培などで年中同じ野菜・フルーツが手に入りますが、やはり旬のものには味も栄養価も敵いません。
冷凍野菜、フルーツは旬のものを使っていることが多く、その時期に冷凍されたものは栄養価も高いまま、保管されることとなります。
以上が、生野菜・フルーツより冷凍野菜・フルーツの方が栄養価が高くなる、という仕組みです。
旬の採れたて新鮮野菜には流石に敵わない
でも、どちらも畑で収穫した瞬間の栄養価は変わりません。
言ってみれば、畑で収穫した野菜をその場でそのまま丸かじりすることが最も栄養価の高いものを摂取しているということになります。
流石にこの状況の人はごく一部かと思います。
一般的な入手経路として、スーパーマーケット等からの購入という形を考えれば、冷凍の方が栄養価が高いということが言えるのです。
冷凍自体は悪いことではないので、栄養価が変わらない、または生野菜・フルーツより劣化が少ない。ということを考えても積極的に活用していきたいものですね。
まとめ
1.栄養価が高い、というよりは生野菜・フルーツより劣化が少ない可能性がある。
2.冷凍するこで旬の野菜に近い状態を保つことが可能なので、冷凍は積極的に活用しよう。
冷凍野菜・フルーツには栄養面での不安であったり、生のものより劣化ししてるイメージがついているが、変わらない、または生の状態よりも栄養価が高い可能性があります。
スーパーでは、ダイエットやボディメイクに有効なブロッコリー、芽キャベツ、ブルーベリーなどの食材の多くが冷凍で販売されています。
上手く利用して、楽に健康やダイエットを進めていきましょう!