ナッツはややこしい
健康、ダイエット、減量に適していると言われることが多いナッツ類。
しかし、ナッツ類は脂質が多く含まれていることから、適さないという声も。
その為、ダイエット、ボディメイクに適しているのかどうかがわかりずらくなっています。
そんなちょっとややこしいナッツ類の説明をしていきます。
そして、よく間違われがちなピーナッツについても説明しいきます。
でもちょっと落とし穴があるんだ。
それにひっかからないためにもちゃんと理解しよう!
ナッツ類って?
種実類のことで、硬い皮や殻に食用の果実、種子の総称です。
ナッツ類はタンパク質、良質な脂質、ミネラルが豊富に含まれており、非常に優秀な超優良健康食材です。
しかし、ナッツ類と言っても種類は様々なので、代表的なナッツ類の栄養素を見ていきましょう。
ナッツ類に含まれる栄養素とは?
アーモンド
ビタミンE
→アンチエイジング効果
オレイン酸
→悪玉コレステロールの減少効果
食物繊維
→ゴボウの1.6倍の食物繊維で便秘解消
くるみ
ポリフェノール
→抗酸化作用でアンチエイジング効果
トリプトファン
→トリプトファンからセロトニンが合成され、寝つきが良くなる
カシューナッツ
鉄分
→貧血予防
亜鉛
→新陳代謝、免疫力の向上
ビタミンB1
→疲労回復効果
ナッツと言っても様々な種類があり、種類によって栄養素も異なります。
ボディメイクの目的にあったものを選ぶといいでしょう。
ピーナッツは?
実はピーナッツはナッツ類ではなく豆類の仲間です。
栄養素としては脂質が多く、ナッツに似ていることから、間違われがちですが、ピーナッツはナッツ類とは違うので、注意してください。
ピーナッツに関しては後述します。
ナッツ類の健康効果
上記のような優秀な栄養素が豊富に含まれているナッツ類。
さらには良質な脂質がホルモンバランスを整えたり、肌のコンディションを整えたりと身体にとって良い効果が多いのです。
健康面でも優秀であり、1日28gのナッツ類を食べるだけで心血管系の病気のリスク、糖尿病のリスク、肥満のリスクも下げるという研究結果もあります。
しかし、注意も必要だよ。
依存性がある?
良質な脂質である不飽和脂肪酸という身体に良い働きをする脂質を含んでいますが、量が多いのです。
従って、食べる量は気をつけなければなりません。
ナッツはひと掴みの25g程が1日の摂取量の目安と言われるていますが、なんとその25gで約200キロカロリーもあるのです。
これはおにぎり1個分程度のカロリーになるので、いくら良質な脂質でも食べ過ぎてしまうと肥満に繋がってしまいます。
しかし、ここで怖いのがナッツの依存性です。
依存と言うと少々大袈裟ではあるのですが、25g程度のナッツはかなり少量に感じるのです。
しかも、ナッツはまとめ買いすることの方がお得に買えることが多く、大量に入手して気がついたらついつい手が伸びているなんてことも。
1日で摂取して良い量を小分けにしたりなど、工夫して食べる必要があります。
ここで食べすぎてしまうと脂質の過剰摂取となり、逆に肥満へと繋がってしまうのです。
これがナッツ類を食べると太ると言われる所以です。
また、ナッツ類は加工しやすく、塩やはちみつで和えたものが多く出回っており、これをナッツ類と思って摂取すると肥満につながります。
無塩ローストなどと書いてあるものを選びましょう。
ピーナッツはどうなのか?
先ほどピーナッツはナッツ類ではなく、豆類であるということはお伝えしました。
栄養素は?
栄養素としてはナッツ類と似ており、健康食品としても優秀ではあるのですが、レクチンという物質を含んでおり、腸壁を傷つけると言われています。
レクチン自体は様々な食品に含まれるのですが、毒性がそれぞれ異なり、無害なものや調理することで毒性がなくなるものがほとんどです。
しかし、ピーナッツのレクチンには毒性があると言われおり、生で食べることも多いことから、避ける方が良いと言えます。
カビが付着?
カビには固有の食品や物に生えるカビがあります。
そうです。
ピーナッツに生える特有のカビがあり、それをアフラトキシンと言います。
これは強烈な発がん性物質であり、腸内環境も乱します。
もちろん、食品には規定があるので、このようなカビが生えてるものは流通しないのが通常ですが、実際に中国産のピーナッツは規定値以上のアフラトキシンが検出されたということがありました。
選び方
カビのことや、レクチンのことがありますが、優秀な栄養素がピーナッツにも含まれているということも事実です。
そこでピーナッツを食べる時の選び方をお伝えします。
国産のものを選ぶ。
塩などで味付けされていないものを選ぶ。
この2つです。
味付けされているものは塩分過多になるので避けましょう。
国産の物であれば品質もしっかりしており、カビに対するリスクは低くなります。
まとめ
1.ナッツ類は非常に優秀、ボディメイクには積極的に取り入れたいものの一つ。
2.食べ過ぎに注意!
3.ピーナッツはナッツじゃない、リスク回避のためにも避けるのがベター
どうでしょうか、ややこしかったナッツ類に関してこれで理解が深まったのではないでしょうか?
ナッツ類をうまく活用して、ボディメイクをよりうまく進めていきましょう!