こんにちは、ブロッコ侍(@bloc_samurai)です。
今回はマルチビタミンサプリメントについて。
なぜマルチビタミンが必要か?オススメの商品は何か?など解説していきます!

目次
1. ビタミン・ミネラル
1-1. 微量栄養素
人間が必要とする栄養素は①多量栄養素(3大栄養素)と②微量栄養素(ビタミン・ミネラル)に分類されます。
微量栄養素とは、その名の通り、微量でもヒトの発達や代謝機能の維持に関わる栄養素の
ことを指します。
PFC管理など3大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物いわゆるマクロ)は重要視されることが多いです
が、同時に微量栄養素についても意識的に摂取しなければボディメイクは成功しません。
多くの人が筋肉をつけるために思い浮かべるサプリメントといえば「プロテイン」でしょ
う。
タンパク質は筋肉の材料ですので、これ自体は間違ってはいないです。
しかし、タンパク質をどれだけ摂取しても、タンパク質やアミノ酸の代謝に関わる微量栄養素(主にビタミンB6)が無ければ材料はあっても、筋肉になることは無いのです。
良いPFCを組んで、カロリーも制限しているのに体に変化が無い。こんな方は原因としてビタミン・ミネラルが不足していることが考えられます。
ビタミン・ミネラルのこと。
三大栄養素とともに、ボディメイクや健康に欠かせない。
プロテインの効果はビタミンB6があってこそ発揮される。
1-2. マルチビタミンサプリとは?
マルチビタミンサプリとは、ビタミンCなど単体のビタミンサプリとは異なり、13種類の
ビタミンが含まれるサプリメントを指します。
殆どはマルチビタミン&ミネラル(以下MVM)という形で16種のミネラルも一種に摂取できるようになっています。
1-3. なぜMVMが必要?

さて、ブロッコ侍的にMVMは必須サプリで、トレーニーであれ非トレーニーであれ、健康的に若々しく生きるためには欠かせません。
微量栄養素についても、PFC管理のように自分の必要量を照らし合わせて、一つ一つの栄
養素の摂取量を決めるのが理想的です。
しかし、微量栄養素は上述の通り29種類(数え方によっては増減があります)もあり、一つ一つサプリメントを用意するのは現実的ではありません。
しかも3大栄養素が摂取したらほぼ100%消化されるのに対し、微量栄養素は尿や汗で体外に排出されてしまうのでどれだけ吸収されたかは分からないのです。
(糖尿病でもない限り、どれだけご飯を食べても尿から糖は出ませんが、ミカンを沢山食
べればおしっこが黄色くなりますね。)
そのため、個別の摂取よりもトータルでデザインされたMVMの摂取がススメられます。
2. MVMの選び方
では、世の中に星の数ほどあるMVMの中でどの商品を選べばよいのでしょうか?
ブロッコ侍が解説していきます。
2-1.国産は・・・

サプリの世界においては「安心・安全の日本産」は通用しません。
断っておくと日本の技術は素晴らしく、この業界のトップランナーです。アミノ酸の酵素処理もビタミン精製も数多くの特許を日本企業が持っており、その質の高さから世界中で称賛され使用されています。
が、日本企業の技術が使われている商品でも国産の方が高かったり、安価なサプリは国産
メーカーでも中国産だったりするのが現状です。
このような現状の背景には日本と世界(アメリカ)のサプリ市場の規模の違いにあります。
日本のサプリ市場は約1兆円ほどです。対するアメリカは4倍の約4兆円。
市場の規模が大きいということは、質の低い商品は淘汰され、いい商品が残りやすいです
。
様々な企業が常にいい商品を開発し続け、激しい競争市場となっています。
対する日本では、市場参入者が少なく寡占のような実態があります。
薬局に並ぶのはDH〇のサプリばかり。選択の余地がありません。
挙句の果てに、日本で人気のサプリは皇〇や水素水など・・・これだけ見ても市場が成熟
していないのは明らかです。
日本ではこれらの商品の黒よりのグレーな効果・効能を謳った広告がまかり通っています
。
アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)と消費者に効果・効能を示す科学的エビデンスを開示しなければならず、FDAによる厳しい検査が無ければ販売することができなくなっています。
胡散臭い話し方のおじいちゃんおばあちゃんの※個人の感想です。がまかり通る国産サプ
リと科学的エビデンスを示すアメリカ産サプリ、どちらが一般的に質が高いかは明確です
。
盲目的にアメリカサプリを盲信することはよくありませんが、偏見で排除するのはやめようねって話。
日本は技術はすごいです。ダメなのはダメなものを選ぶ消費者と、見て見ぬふりをする厚
生労働省。我々が良い選択をすれば、質の高い商品がでてくるポテンシャルを持っていま
す。
2-2 SourceNaturalsのElanVitalかLifeForceが成分的に優れている
現在、日本で一番売れているアメリカ産MVMはGaspariのアナバイトだと思います。
良い商品ですが、ブロッコ侍的な最適解ではないです。
ブロッコ侍のオススメはSourceNaturalsのエランバイタルかライフフォース。
それぞれについて見ていきましょう。
2-3.MVM比較
とりあえず比較表ドーン!


① MVMの含有量(比較表:黄色)
MVMの含有量はエランバイタルが群を抜いています。
メガビタミン理論を実践するにはエランバイタルを選ぶのが間違いです。
ライフフォースもバランスが良く、十分なMVMの含有量があります。
アナバイトは十分な量のMVMが入っていますが、他の2つと比べると物足りないか。
特にビタミンCとビタミンB6という重要な成分が少ないです。
ちなみにエランバイタルもライフフォースもビタミンCに脂溶性ビタミンC(パルミチン酸アスコルビル)を使用しています。この辺のこだわりは感服。
②付加価値的成分
MVMのサプリでもMVM以外にも他の成分が入っています。

多いのは、エランバイタルやライフフォースのような抗酸化物質(比較表:緑)を配合するパターン。
対してアナバイトはギャスパリというボディビルダー用のサプリを作っているブランドなだけあって、スポーツに効果的なβアラニン、カルニチンが含まれます。
MVMと抗酸化物質には親和性があり、抗酸化作用を期待してMVMを購入する方も多いと思います。
エランバイタルとライフフォースは抗酸化物質の量が半端じゃなく、MVMでありながら他の抗酸化物質のサプリは不要なほどです。
N-アセチルシステイン、脂溶性ビタミンC、CoQ10、αリポ酸、アスタキサンチン、シリマリンetc.
抗酸化物質のアベンジャーズみたいなサプリです。

アナバイトに含まれる2つの成分もとてもgood。
しかし、どちらもプレワークアウトで効果を最大に発揮できる成分だと思います。MVMとの親和性という面では疑問が残ります。
プレワークアウトについては以前の記事を参照ください。βアラニンの効果についても言及しています。
https://bulky-fitness.net/preworkout/
③ 価格
エランバイタル 6264円/月
ライフフォース 4040円/月
アナバイト 5600円/月
これを書く上で価格を調べていて知ったんですが、アナバイトが生産中止になっているようです。。。
ドーピング問題などもあり、あまりおススメしてこなかったサプリではありますが選択肢
が少なくなるのは寂しいですね。
Gaspariはプラズマジェットやサイズオンなどの生産中止もしているので、ファンの方に
は悲しいニュースです。
とりあえず価格についてはライフフォースに軍配。成分を考えると他の二つもそこまで高く無いと言う印象。
3. ブロッコ侍一押しのMVMは
お待たせしました。
ブロッコ侍一押しMVMの発表です。
ライフフォース!!!!!!!

比較表見ていただくと一目瞭然ですが、圧倒的にコストと質のバランスが整っています。
これだけの成分がこれだけの量入っていて、この値段は感服です。
繰り返しになりますが、N-アセチルシステイン、脂溶性ビタミンC、CoQ10、αリポ酸、アスタキサンチン、シリマリンなども入っていますからね?あり得ないレベルです。
因みに、摂取は小分けにできるので比較表の量は必要ない、という人なら量を調整するこ
とでよりコストを削減することが可能です。
ライフフォースは数多くのラインナップがあるのですが、カプセルタイプをお勧めします。というのもカプセルタイプは錠剤に比べて、吸収率が高いです。
更に、錠剤は賦形剤などの添加物が含まれており、人体に無害とされていますができるだけ避けたいところです。
また、男性は鉄分の過剰摂取による心疾患のリスク向上を防ぐため鉄なしをチョイスすることをオススメします。
女性は月経などで鉄分不足になりやすいので、鉄分など女性に必要な栄養を加えたウーマンライフフォースをおススメします。
因みに私は奮発してエランバイタルを使っています。
しかし、改めて比較するとライフフォースの魅力を再認識しました。もどそうかな。

iherb
SourceNaturals LifeForce
iherb
SourceNaturals WomenLifeForce

iherb
SourceNaturals EranVital
~参考~メガビタミン理論
ビタミンの摂取量については厚生労働省が「日本人の食事摂取基準」で定められています
。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html
ビタミンは補酵素という形で酵素と結合して働きますが、この酵素は人によって違います
。
ビタミンと結合しやすい酵素を持つ人、そうでない人さまざまです。
上述のように、余分なビタミンは体外に排出もされますので、個体差があるならば初めから多めに摂っておこう!というのがこの考え方です。
(もちろん排出されない脂溶性ビタミンについては摂取に注意しなければなりません。)
この理論は三石 巌博士によって提唱され、現在でも多くの支持を得ています。
・疲労感が減った
・睡眠の質が向上し寝起きもよくなった
などの実感を得られる効果がありました。
MVMについては効果が無いという報告もありますのでこちらも紹介。
この報告によると体への害も、益も認められなかったとのこと(むしろ癌などのリスクを増加させるかも!とも)。
同時にビタミン摂取により癌のリスクが減るという報告は山のようにありますよね。
微量栄養素が体に必要な栄養素ということは揺るぎない事実ですが、その必要量はどれく
らいなのか?という点について科学に裏付けられたものは無いのです。
様々な意見があることを理解して、自分に合ったものを実践しましょう。
私はメガビタミンでとても健康に毎日を過ごしています。→今は過剰にビタミンを摂取することはしていません。野菜を多めに摂取してMVMは補助的に使っています。
では今日はここまで。またね!