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【糖質制限】糖類ゼロの表示は印象操作?〜糖アルコールについて紐解く〜

こんにちは、ブロッコ侍(@bloc_samurai)です。

昨日、TwitterでロッテのZEROという商品について「騙されてはいけない」とのツイート
が流れてきました。

添付されていた写真には「砂糖ゼロ・糖類ゼロ」と書かれたパッケージ。
栄養成分には15.8gの糖質が含まれていると記載が。

結論的にはこの商品は糖質制限などには有効に使える商品であり、企業が消費者をだましているかのような表現は間違っていると個人的には思います。

そのような意図で発信した私のツイートがダルビッシュ選手にリツイートされると、たちまち色んな人に拡散されることに。影響力がやべぇ。

てなわけで、今回のブログでは「炭水化物・糖類・糖質・食物繊維」や「なぜ『騙された』と思う人が出てくるのか」などを書いていこうと思います。

1. 「炭水化物・糖類・糖質・食物繊維」について

「糖質制限ダイエット」などの流行により、これらの文字を目にする機会が増えました。

ざっくりと同じようなくくりだということは分かっても、何が違うのかいまいちわからないという人は多いのではないでしょうか。

1-1.炭水化物について

糖類も糖質も食物繊維もすべて炭水化物です。

後述しますが、一概に炭水化物といえどもそれぞれ特性は違ってきます。

健康やダイエット・ボディメイクを進めたいならこの特性を理解する必要があります。

1-2.糖類について

炭水化物を構成する最小単位の単糖類(ブドウ糖や果糖など)と、単糖類が二つつながった二糖類(ショ糖や乳糖など)の二つを合わせたものを糖類と言います。

糖類については非常に吸収が速く、血糖値を急上昇させるため健康やダイエットには注意が必要です。

運動においては、その吸収の速さを活かした素早いエネルギー補給源として有効活用ができます。

以前も記事にしましたが、単糖類の果糖や二糖類の砂糖(ショ糖)は非常に体に悪いです。

「糖類ゼロ」の表記があればこれらが含まれないということですので、この表記があれば果糖の害は防ぐことができそうです。

https://bulky-fitness.net/katou/

1-3.糖質について

糖質は糖類に、でんぷんなどの多糖類糖アルコールを加えたものです。

一般的に糖質制限を行う際は、文字通りこの糖質を制限するわけです。

今回の記事で一番のキーワードになる「糖アルコール」も糖質に含まれるのですが、これについては後述します。

1-4.食物繊維について

なぜ「炭水化物制限ダイエット」ではなく「糖質制限ダイエット」なのでしょうか?

糖質に食物繊維を足したものが炭水化物ですが、食物繊維は体内で吸収されません。吸収されないので、ダイエットの際に摂取しても問題がないということです。

では、吸収されない食物繊維は無駄な栄養素なのでしょうか?

皆さんご存知のとおり、そんなわけではなく腸内細菌の餌になったり、便のカサを増したりという作用があります。

詳しくは腸活の記事で解説しています。

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2.糖アルコールについて

糖類の意味は分かっていただけたと思います。

糖類ゼロ」の食品や飲料は、急激に血糖値を上昇させなかったり、果糖の害を避けることができるというメリットがあります。

しかし、「糖質制限ダイエット」を行っている人にとっては糖類と同じく控えるべきでんぷんなどの糖質は含まれるということになります。

糖類や糖質に関してあやふやな人を騙すために「糖類ゼロ」とデカデカと表記して、糖質はたんまり含まれている商品は確かに世の中にあります。

今回の商品も

『糖類ゼロ』と謳っておきながら、成分表には『糖質15.8g』と表記されている!糖質制限中のお菓子として買ったのに騙された!

このように思う人が多かったのでしょう。

しかし、ここで重要となるのが「糖質の一種」である糖アルコールです。

2-1.糖アルコールとは?

糖質が発酵されることなどにより、アルデヒド基に水素が結合します。

こうして糖質のアルデヒド基に水素が結合したものが糖アルコールです。
糖アルコールは甘味が強く、糖質に比べて消化吸収が悪いため砂糖などの代替甘味料として使われます。

2-2.糖アルコールの種類

キシリトール」は聞いたことがある人が多いはず。これも糖アルコールの一種で口内環境を良好にする効果があり、ガムの甘味料などに使われています。
このように口内環境に良好な影響を与えるのも糖アルコールの特徴です。

ほかにも「グリセリン」「エリスリトール」「マルチトール」「ラクチトール」など様々な種類の糖アルコールが存在します。

2-3.糖アルコールのカロリー

食品表示において、糖質のカロリーといえば4kcal/gです。
ですが、「糖質の一種」である糖アルコールのカロリーはこれとは異なります。

エリスリトールは0kcal/g
マルチトールやラクチトールは2kcal/g

となっています。
普通の糖質のカロリーの半分以下ということになります。

またカロリーがある糖アルコールについても、腸内細菌(主にビフィズス菌)の餌になり短鎖脂肪酸に分解されて大腸のエネルギーとして使われます。

糖質として吸収されるエネルギーはほとんど無く、吸収されなかった分は排泄されます。

例えばマルチトールでは糖質として吸収されるのは10%ほどとされており、食品表示にあてはめると1gあたり0.2kcalということになります。

2-4.糖アルコールの安全性

糖アルコールは健康な人への安全性が確立されています。

エリスリトール以外の糖アルコールは、わずかにインスリンを分泌させます。

エリスリトールは特に安全な甘味料といえるかもしれません。一方で、そんなエリスリトールは多くは尿から排泄されるため腎臓に負担をかける可能性があります。

腎臓に問題がある方は、反対にエリスリトールを避ける方がいいかもしれません。

いずれにせよ、糖アルコールは上手に使えば果糖の害を避けられてアスパルテームのような安全性が確かでない人工甘味料も避けることができる安全な甘味料なのです。

3. 「糖類ゼロ」表記で騙されたと感じた人が多いわけ

さて話を問題のチョコレートに戻しましょう。

『糖類ゼロ』と謳っておきながら、成分表には『糖質15.8g』と表記されている!糖質制限中のお菓子として買ったのに騙された!

こんな風に思っていた方も、ここまで読めば感づいてきたのではないでしょうか?

原材料を見てみましょう。

この中で、糖質はマルチトールラクチトールです。
これらは糖アルコールで2kcal/gで、糖質として吸収されるのはそのうちの僅かだけでしたね。

騙すどころか、実は「糖質制限ダイエット」を実践している方にもってこいのおやつだったというわけです。

4.最後に

確かに世の中には、印象操作により消費者を意図的に騙すような商品が多いのが実情です。
甘い宣伝文句に疑問の目を持つことは、現代社会を生き抜くうえで非常に重要です。

しかし、疑問を持ったら更に自分で調べることを勧めます。
原材料に書いてあるマルチトールってなんだろう?ここまで気にしてほしいです。

また、チョコレートなどのお菓子を砂糖抜きで発売レベルの味にすることはかなり難しい
のです(自分で作ればわかるはず)。

製品化するにはかなりの企業努力があったと思います。(個人的には植物油脂と人工甘味料がなければ尚よかったですが)

気になったことは真っ先にSNSはやめて、グーグルでもいいので調べてみましょう!

 

 

最後にお勧めの糖質制限向けのおやつをのっけておきます。

iherb
Optimum Nutrition, プロテインアーモンド

これは甘味料にマルチトールを使用しており、植物油脂・人工甘味料は不使用。
さらに高タンパクで美味しい!トレーニーのおやつとしての完成度が高いです!

iherb
https://iherb.co/3U9PwP2oOptimum Nutrition ゴールドスタンダード ナチラル

こちらはお菓子ではないですが、人工甘味料も糖質も不使用のプロテイン。

使われている甘味料は糖アルコールと共に安全性が確立されているステビア。
味も美味しくおすすめです。

amazon
ロッテZERO

 

p.s.自分でも作れるようなお菓子をバルキーフィットネスのクメ子さんに教えてもらおっと。

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ブロッコ侍です。現役アスリートのバルキー男子です。アスリートの観点でボディメイクについての情報を発信します
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