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果糖の害〜砂糖や果糖ブドウ糖液糖が体を壊す〜

こんにちは、ブロッコ侍(@bloc_samurai)です。

さて今回はブログを始めた当初から要望の多かった「果糖の害」についてです。

肥満、肝臓障害、痛風、糖尿病などの現代病の大きな原因となる果糖。

糖質を一緒くたに悪者にする人も居ますが、一概にそういう訳ではなく、果糖だけが体内で他の糖とは違った反応をします。

内容については、どうしても生化学的な部分に言及しなければ理解できない部分があります。

この辺を堅苦しく書くのは簡単ですが、生化学の見識がある人なんて世の中でもわずかです。出来るだけ噛み砕いて解説していきます。

1.果糖とは?

果糖…果物に多く含まれる単糖類。他の糖類に比べて甘みが強いのが特徴。

分子式はC6H12O6。別名フルクトース。

果物に含まれる糖だから果糖と名付けられている訳ですね。

果物=体にいいを疑ってやまない方には、どうも果糖はヘルシーそうな感じがしますね。

果物自体には多くのビタミン・ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルが含まれており確かにポジティブな面が多いです。

後述する果糖の害を補ってあまりあるメリットがありますが、果糖自体がヘルシーな訳ではありません。

しかも実は果物に含まれる果糖の量は、清涼飲料水やお菓子などに比べて遥かに少ないです。

「果物に多く含まれる単糖類」となると果糖は体にいいように思えてしまいますし、逆に少し勉強した人にとっては果物が体に悪そうにも思えてしまいます。

今後、果糖の説明はこうしましょう

果糖…コカコーラを構成する糖でもっとも比率が大きいもの。

いかにも体に悪そう!むしろコーラ糖に改名してもいいかもしれません。

ちなみに砂糖(スクロース)はブドウ糖1分子と果糖1分子が結合したものです。

砂糖を大量に摂取することは、果糖を大量に摂取していることになります。

2.果糖の害

それでは本題の果糖の害についてです。

ここから少し難しくなってきますが、イラストを交えながら解説するので頑張ってついてきてください!

2-1.食欲の暴走(インスリンを分泌させない)

ブドウ糖は摂取すると小腸で吸収されます。吸収されると血糖値が上がるため、体は血糖値を抑えようとGLP-1というインスリン分泌を促すホルモンが分泌されます。そしてインスリンが分泌され、血糖値が下がります。この流れの中で食欲を刺激するグレリンの分泌も抑えられ、満腹感に繋がります。

このように通常は糖を摂取したらGLP-1インスリングレリンなどが協調して働くことにより適切な栄養摂取ができたら、それ以上食べ過ぎないように調整されます。

しかし・・・

果糖はブドウ糖と異なり,血糖値を上昇させずインスリンの分泌を促さないのです。

結果としてグレリンの抑制が効かずに、食欲が暴走して食べ過ぎてしまいます。

体がこれ以上のエネルギー(糖)必要としていなくても、それを脳や各器官に伝えるシグナルであるホルモンが分泌されないので余分なエネルギーを摂取し続けることになります。

2-2.肝臓に多大なダメージを与える

果糖は小腸で吸収されますが、吸収の際にGLUT5というトランスポーターによって肝臓へと運ばれます。そして、肝臓のエネルギーを使って代謝されることになります。

肝臓でしか代謝されないと言う意味では、アルコールに酷似していますね。

果糖やアルコールの代謝にエネルギーを使った肝細胞は死んしまい肝臓にダメージを与えます。さらに死んだ細胞からは核酸がプリン体として放出され通風などの要因に。

ちなみに肝臓のダメージを防ぐ方法・サプリは以下の記事で解説しています。

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2-3.エネルギー代謝の暴走

ブドウ糖はエネルギー産出する際に、体がエネルギーに満たされていたら、エネルギーの産出をストップしてくれます。

一方の果糖はというと、エネルギーが十分にあっても際限なくエネルギーの産出をします。

少しややこしくなりますが、大事なので何度も読み返してでもついてきてくださいね。

この果糖とブドウ糖の解糖系という代謝経路を少しだけ解説します。

解糖系とは…ブドウ糖や果糖を体内でエネルギー利用しやすいピルビン酸などに代謝する経路。

ブドウ糖であれ果糖であれエネルギーを産出する過程で最終的にピルビン酸にまでいきつくのですが、この経路の最初の方(フルクトース1,6ビスリン酸になるまで)で少しだけ違った反応をします。

ブドウ糖(グルコース)」はまず「グルコース6リン酸」になります。そして「フルクトース6リン酸」→「フルクトース1,6ビスリン酸」となります。

グルコースからグルコース6リン酸になる間では「ヘキソナーゼ」という酵素が使われます。エネルギーが体内に十分にある状態では、酵素の分泌は少なくなります。
酵素が分泌されなければグルコース6リン酸にならないので解糖系に入らずにエネルギーの産出が自然と止まります

一方で「果糖(フルクトース)」は、肝臓でいきなり「フルクトース6リン酸」になります。

この過程で酵素の影響を受けませんので、エネルギーが十分にあっても「フルクトース」は延々に「フルクトース6リン酸」を生み出し続けエネルギーを産出するわけです。

余ったエネルギーはどこへ?

余分なエネルギーは中性脂肪になります。この中性脂肪は体脂肪や内臓脂肪となり様々な生活習慣病を引き起こします。

食欲のフィードバックが効かずにどんどん食べてしまう(スイーツは別腹とはよく言ったものです)上に、体内でも際限なくエネルギーを産出すると言う最強コンボです。

さらに際限なく生み出されたエネルギーにより体脂肪が蓄えられれば、

脂肪細胞からインスリンの働きを阻害するホルモンが多く分泌→インスリン抵抗性を引き起こすインスリンが働かず血中のグルコースは行き場を無くし中性脂肪に脂肪細胞増加インスリン抵抗性脂肪増以下無限ループ

えっぐいコンボです。遊戯王なら果糖は確実に禁止カードになっています。

インスリンに関しては以下の記事で解説しています。

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まとめ

今回は果糖の害について説明させていただきました。

PFCやカロリー制限のマクロ管理も大事ですが、どんな糖質か?といったミクロの部分もある程度は見ていかないとダイエットが思うように進まないかもしれません。

 

とは言うものの、果糖を完全にシャットアウトすることは不可能です。

果糖についてこの記事で理解しつつ、まずは清涼飲料水を控えるなどできうる限りで果糖の摂取を減らすことをブロッコ侍はオススメします。

果糖についてはこれが基礎です。肝臓で代謝される事や、代謝の歯止めが効かない事を押さえていれば果糖についての話が圧倒的に理解しやすくなります。

果糖の害

1.ホルモンバランスを崩壊させ、食欲を暴走させる!
2.肝臓にダメージを与える≒アルコール
3.代謝に歯止めが効かず、余分なエネルギーが脂肪に!

 

 

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ブロッコ侍です。現役アスリートのバルキー男子です。アスリートの観点でボディメイクについての情報を発信します
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