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【QA】冷え性の原因・その解決策は?〜褐色脂肪細胞やUCP1について解説〜

こんにちは、ブロッコ侍(@bloc_samurai)です。

今回は質問箱の回答ですが、内容が濃くなるので本ブログでの更新です。

冷え性に関わらず、ダイエットに関する知識にもつながりますので是非ご一読を!

質問箱への回答

筋トレをしましょう!

筋トレをして筋肉量を増やすことが一番の解決策です。

 

 

 

 

と、いうのは聞き飽きたありきたりな回答。

そうなんですが、冷え性で悩んでる人にいきなり「筋トレをしよう!」と言っても中々「はい、そうですね」とはなりませぬ。。

 

それでは、冷え性の人と冷え性ではない人の違い、女性の方が冷え性が多い理由、外国人観光客が冬場でも半そで半ズボンの理由(冷え性とは対極)を考えていきましょう!

理由が腹に落ちないとなかなか行動には移せませんからね。

冷え性の原因

体内の熱産生に関わるシステム

冷え性の方は体内の熱産生がうまくいっていない可能性が高いです。

熱産生には

①震え性②非震え性

の二つがあります。

①は筋肉が収縮して震えることで熱を産み出すシステム。

寒いとき、ブルブル震えますね。あれです。

体が震えない②が冷え性に深くかかわっています

褐色脂肪細胞

褐色脂肪細胞は非震え性の熱を産み出す細胞です。

脂肪細胞ではありますが、ミトコンドリアを多く含み赤みがかって見えます。

褐色脂肪細胞のミトコンドリアの中では、脂肪酸が消費され熱へと変換されています。

褐色脂肪細胞が「脂肪を燃やす脂肪」と呼ばれる理由は、このためです。

この褐色脂肪細胞内のミトコンドリアが、熱を産生する際に重要となるタンパク質がUCP1(ミトコンドリア脱共役タンパク質)です。

UCP1の働きにより、本来ミトコンドリアでは脂肪酸→ATPに変換して運動エネルギーを取り出しますが、ATPを作らずに熱として放出してしまうのです。

脂肪酸→ATPの経路をシャットアウトすることを脱共役といいます。

こういうことです。

 

UCP1の作用により本来ATPになり、運動エネルギーに変換されるものが熱エネルギーとして放出されます。

 

しかし

 

日本人の約20%はこのUCP1を作り出すことができません。

ヨーロッパの緯度の高い地域に住む人は殆どがUCP1を作れます。

冷え性の方は、そもそも褐色脂肪細胞で熱産生ができない方が多いのです。

では、UCP1が作れない遺伝子の方はどうすれば冷え性の改善ができるのでしょうか?

ミトコンドリア脱共役タンパク質は筋肉にもある!

実はミトコンドリア脱共役タンパク質は筋肉の中にもあり、UCP3と呼ばれます。

ウエイトトレーニングなどにより筋肉を増やすことで、UCP3の量も増えます。

これにより脱共役がより多く起き、熱産生が増え冷え性が改善します。

女性の方が男性より冷え性が多いのは、男女での筋肉量の違いによるUCP3の量の違いによるものだったんわけです。

筋肉量の多い男性は、褐色脂肪細胞でUCP1が作られなくても、筋肉内でUCP3が豊富なため十分な熱産生ができます。

もちろん女性でもトレーニングにより筋肉量を増やせば、冷え性は改善できます。

特に筋肉量の多い下半身のトレーニングがオススメです!

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有酸素運動によりUCPの活性は下がる

有酸素運動はUCPの活性を下げてしまいます。

冷え性の人は過度な有酸素運動は控えた方が改善には効果的かもしれません。
(冷え性でない方もUCPの活性が下がることで、代謝が落ちるので注意)

ダイエットには有酸素運動は不要という話もこのようなところからきていたりします。

UCP3は速筋繊維に多いこともあるので、やはり効率の良いダイエットには筋トレが効果的なわけです。

冷え性の改善策

☆冷え性の改善策

・筋トレをしよう!
→UCP3は速筋繊維に多いため、ウエイトトレーニングが効果的!

・筋肉量の多い下半身のトレーニングを行うことで、効率的に筋肉量を増やすことができる!
→プリケツもGET!

・有酸素運動はUCPの活性を下げるため注意が必要!

・腸活で基礎体温アップを!(詳細は腸活の記事を参照)

まとめ

ここまで読むと、冒頭で述べた「冷え性の人と冷え性ではない人の違い、女性の方が冷え性が多い理由、外国人観光客が冬場でも半そで半ズボンの理由(冷え性とは対極)」の答えが出てきますね。

冷え性の人と冷え性ではない人の違いは、UCP1を作る遺伝子の有無。

女性の方が冷え性が多い理由は、筋肉量が男性より少ないことでUCP3の量も少なくなるから。

外国人観光客が冬場でも半そで半ズボンの理由(冷え性とは対極)も、UCP1で説明できます。
※加えて、寒い地域に住む人は日常的な寒冷刺激により白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞化するため、それによっても熱産生そのものも多くなる。

比較的に温暖な気候の日本では、熱生産によるエネルギー利用を抑えたエコな遺伝子の方が生存に有利だったのかもしれませんね。

飽食の現代では有難迷惑な話ですが…

冷え性の方は同時にエネルギーを貯め込みやすい(太りやすい)ので、一層注意してトレーニングに励みましょう!

 

以上

平熱が37℃を超える冷え性とは縁がない男がお送りしました。(腸活のお陰!)

 

 

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ブロッコ侍です。現役アスリートのバルキー男子です。アスリートの観点でボディメイクについての情報を発信します
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