こんにちは、ブロッコ侍(@bloc_samurai)です。
先日より、質問箱でBCAAの質問が多くきました。

↓↓BCAAとEAAの比較記事↓↓
https://bulky-fitness.net/eaa/
このようにEAAを主眼に比較記事は書いていますが、もう一度BCAAについておさらいしておきましょう。
効果はたくさんありますよ〜
1.BCAAとは?
必須アミノ酸のうちバリン・ロイシン・イソロイシンの3種類で構成される。

トレーニーの間ではトレーニング中に飲む、ワークアウトドリンクとして大人気です。
もちろんその人気の秘密はこの3つのアミノ酸が発揮する効果にあるわけです。
2.BCAAの効果
2-1.タンパク質合成を促進(筋肉を増やす)
BCAAを構成するうちのロイシンというアミノ酸が「mTOR」というタンパク質の合成を進めるシグナル伝達回路のスイッチを押してくれます。
ロイシンが体内にあることで、mTORが活性化され筋肉が作られていくわけです。
mTORのスイッチは、筋トレをすることでも押されます。mTORをオンにするために筋トレをしていると言っても過言ではないです。
極端に言えば、筋トレの目的→筋肉をつける(mTORを活性化させる)なわけです。
であればそれを最大化するためにBCAAも使ってmTORのスイッチを入れてあげよう!ということでワークアウトドリンクとして使われるわけですね。
2-2.筋肉の分解を防ぐ
激しいトレーニングを行うと、体はエネルギーを筋肉を分解して産み出そうとします。
筋肉をつけたいがためにトレーニングをしているのに、こんなこと見逃すわけにはいけません。
実はここでもBCAAのロイシンが活躍して筋肉を分解する「ユビキチンプロテアソーム」というmTORと対をなすような回路をシャットアウトしてくれます。
mTORとユビキチンプロテアソーム。私のブログを欠かさず読んでくれている方はピンときたはず。
HMBにも同様の効果がありましたね。そういえばHMBって何の代謝物質でしたっけ?この辺も繋がりますね〜
わからない方はおさらいを

2-3.集中力の維持
この効果が冒頭の質問のものです。
トレーニング中の集中力が低下する要因が脳内の「セロトニン」という物質にありそうだ、と言うことがわかってきました。
幸せホルモンなんて呼ばれ方もするセロトニンですが、トレーニング中は気をつけなければいけません。
このセロトニンは必須アミノ酸である「トリプトファン」から作られます。小腸で吸収されたトリプトファンが脳に運ばれてセロトニンに変換されます。
トリプトファンが脳に運ばれる際の運び屋「アミノ酸トランスポーター」はBCAAと同じです。
運び屋の数は有限ですのでトレーニング中にBCAAを摂取しておけば、トリプトファンが脳へ運ばれることもなく、疲労感が減ることになります。
トリプトファンは必須アミノ酸(EAA)ですが、私がオススメするEAAサプリにはこのような理由から含まれません。

2-4.BCAAそのものがエネルギーになる
糖質や脂質と同じようにアミノ酸もエネルギーになります。
アミノ酸はそのままではエネルギーになりませんので、ピルビン酸やアセチルCoAといったエネルギー物質に変換される必要があります。
BCAAはアミノ酸の中でもこれらに変換されやすいため、エネルギーとしても利用されやすいわけです。
3.まとめ
このような効果を見ていくと、ワークアウトドリンクとしてBCAAが人気な理由がわかりました。
また以前は味付きのものなどほとんどなく、ビルダー飲みを余儀なくされていましたが最近のBCAAは本当に美味しい。
その筆頭はScivationのXtendでしょう。これもまちがいなくBCAA人気を後押ししている要因です。

それでも私はEAAの摂取を推奨します。理由はEAAの記事にたんまりと書いてあるので興味があれば覗いてください。